※ネタバレあり。あくまで個人のたわごとです。
ガルマ率いるドップ、マゼラアタック、ザクの、豪華3種盛りを辛くも撃退したアムロ達。
しかし状況は変わらず、敵地の真っただ中で孤立無援が続きます。
何とか連邦軍本部と連絡を取るため、行動を起こすホワイトベースですが、
そんな大事な時に、またしても内輪揉めが発生。
敵は身内にあり…頼むから、この非常時くらいまとまってくれ!
しかし、毎回脱出してばっかだな…
- ホワイトベース内の居住スペースでは、地上に降りられない事に不満爆発の避難民が、子供を人質に猛抗議を起こす。
- 一方ブリッジクルーは、連邦軍本部と連絡を取るために、コアファイターを弾道軌道に打ち出す作戦を実行するが、即座に察知したシャアは追撃を開始する。
- 作戦を中止して空中戦を余儀なくされるガンダムと、艦内の内輪揉め。ブライト達は二正面での対処に追われながらも、何とか危機を脱する。
避難民、急に高齢化
相変わらず遠くから監視を続けるジオン軍。
偵察専用機ルッグンで追跡中です。
重苦しい雰囲気のホワイトベース内。
ハロが場を盛り上げようと、みんなに話しかけますが、
全員完全にシカト状態…
ブリッジでは、避難民をどうするかを話し合っています。
リードは地上に避難民を降ろす考え。
敵の勢力下、しかも何の生活環境も整ってない所に降ろすとは、相当ぶっ飛んでますね。
当然、ブライトは反対します。
ところが、です。
当の避難民も、思考がぶっ飛んでいる様子。
何故かジジババ割合が異常に多くなっている気がしますが、
その中のリーダー格っぽいジジイが何かを思いつきます。
「せっかく地球に降りたのに、着陸できずに終わるのは嫌だ。降ろさせろ」と、
なんと、子供たちを人質にして抗議を始めるのです。
ピリピリ連邦、まったりジオン
しかし、仲間内で揉めている場合ではないこの状況。
ホワイトベースとしても、どうにかして連邦軍本部と連絡を取ろうと、作戦を考えます。
艦のエネルギーを利用し、修理したカタパルトでコアファイターを打ち出すことになりました。
避難民が暴動を起こしている横で、淡々と作戦の準備に取り掛かるアムロ。
「フラウ・ボゥ達が心配じゃないのか⁉」
と、ハヤトに詰められますが、まぁ冷静に見れば、正直優先度が違いますね。
所詮、老人の暴走ですし。
コアファイターの搭乗経験を聞かれて、
「シミュレーションで18時間、訓練で35時間、実戦で2時間です」
と答えてますが…え、サイド7から逃げてきて、そんなに訓練する時間あったっけ⁉
劇中で見る限り、実戦でも乗ってない気が…
「外に出たら、敵の追撃を覚悟しといたほうがいいぜ」
と忠告するカイに、突然キレるアムロ。
そんなに変な事言ってないように見えますが、そう言えば、ホワイトベース内で軽口叩いている人間、他にいないですね。
どうやらこの中では、白い歯を見せるのが御法度的な雰囲気が蔓延しているようです。
まさに地獄の空間ですが、そう考えると、カイは鋼のメンタル持ってますね。
一方、ホワイトベースの動きを察知したジオン側では、シャアとガルマが優雅にティータイム中。
まるで当てつけのようなリラックス具合ですね。
ルッグンの報告を受けたシャアは、瞬時に連邦の企図を察知、
ドレンと共にコムサイでの追跡を決心します。
エゴ老人
アムロの乗るコアファイターは、弾道軌道に向けて射出されます。
Gがヤバい。
そして艦内では、立てこもり中の民間人の対応に向かうブライト。
いきなり民間人に銃を向けるとはなかなかファンキーですが、軍に対する反乱と考えれば、妥当な対処とも言えるでしょう。
避難民の様子から、和解の可能性を見たブライトは話を聞くことに。
すると、
「地上にいる孫に会いたい」
「生まれ育った山や川を見たい」
「別れた爺さんにもう一度会いたい」
「あとどれくらいで着陸できるか、ハッキリ聞かせてくれ」
と、次々にワガママな意見が出てくるジジババ達。
説得なんて聞く耳なし、せっかく歩み寄ったブライト気の毒すぎる…
挙句、戦争の間、軍と対等に話すために人質を取り続けるつもり、と。
こいつら状況分かってんのか⁉
そんなゴタゴタの中、ミライから緊急で連絡が入ります。
「大丈夫」(大丈夫じゃない
コアファイターとの通信が回復しないようです。
因みに、こんな時にもリードは指示も出さず、地蔵化。
もはや、こいつに期待することは何もないですね。
アムロは、あまりのGで気絶していました。
セイラの必死の呼びかけにより意識が復活しますが、コムサイの接近を許してしまいます。
今更の感想ですが、コムサイって、この形状でよく飛行なんかできますね…
攻撃を受けるアムロ、とんでもないレバガチャで回避します。
ちょっと落ち着け…
と思っていたら、ホントに一瞬で落ち着きを取り戻して、反撃。
もはやベテランのメンタルですね。
「そこまでだシャア」
なぜシャアと分かった⁉
もうニュータイプに覚醒してる?
コムサイは撃退したものの、今度はドップ編隊に詰められます。
援護もできないこの状況、コアファイターは一旦、帰艦させることに。
ところが、もう少しで着艦という所で、またしてもムチャ振りが…
セイラ「あなた、ガンダムで空中戦をやる自信あって?」
はぁ⁉できるか‼
「ガンダムってそもそも陸戦兵器なんですよ」と、困惑気味に答えますが、
セイラ「大丈夫、自由落下で1分以上空中にいられるのよ」
ヤバすぎる発言。
ただ落下してるだけの事を、空中にいられると解釈するとは…
セイラ「生き抜きたくないの?ホワイトベース着艦急ぎなさい」
ホント、涼しい顔して、えげつない指示出しますね。
落ちてるだけだ、カッコつけてな
抗議する間もなく、着艦からガンダム搭乗までスムーズ過ぎる流れで完了します。
ハッチ開きざまにビームライフルで2機撃墜。
落下しなくても、これだけで行けるやん。
これに対してシャアは、コムサイからザクで降下。
空中にもかかわらず、変な動きで攻撃を回避しつつ接近します。
ここから、モビルスーツ同士の空中戦開始です。
シャア「自由落下と言うやつは、言葉で言うほど自由ではないのだな」
とか言いつつ、宇宙空間ぐらい自由な動きを見せるシャア。
そもそも、落下しながらこんな冗談言える余裕よ。
そんな絶賛クライマックス中に、艦内ではジジイ達がブリッジに押し寄せます。
ジジイリーダー「着陸するまでここを動かん」
ブライト…もう降ろしてやれ。
そこから自由落下で地上に解き放ってやればいい…
和解…せず!
ザク相手に、空中戦で完全にペースを握られてしまうアムロ。
セイラ「ダメよ、退却しなさい」
空中戦やれって言ったり、急に戻れって言ったり…
帰還のための援護ミサイルを発射しますが、シャアはこれをマシンガンで打ち落とす神業を見せます。
一旦回避したミサイルまで打ち落とすとは、遊びが過ぎる…
ガンダムの帰艦を許したシャアに、ガルマから通信が。
「敵MSに対する作戦を改めねばならない」
分析を進めるうちに、衝撃の事実が判明したようです。
どうやら、ガンダムは状況に応じてタイプを自由に変えられる、多用途MSらしいとのこと。
明らかに動揺するシャア。
「今までの戦いですら性能の一部しか見せてなかったのか⁉」
このサプライズって普通、敵側がやってくるパターンだと思うんですけどね。
既に限界までザクの性能を引き出しているシャアは、この先どう対処するんでしょう。
アムロが戻ると、相変わらず、わがままジジイどもがブリッジに居座っていました。
「あんた方が全力で戦ってるのはわかっとる。ワシらは、年寄りの愚痴で言っとるんじゃないんだ」
お、今度こそ真っ当な理由が聞けるんでしょうか?
「ワシら、地球の大地を…ここで降ろしてくれ!」
年寄りの愚痴じゃねえか!
ブライト「もう少しで連邦圏内なのに、なぜ我慢できないんですか⁉」
「そこまでの命の保証は誰がしてくれる?」
「この子の命だけでも」
「安全なところを見つけて降ろせば済むじゃないか」
ダメだこいつら…
流石にアムロも怒りの声を上げます。
「自分たちの事しか考えられないのか!皆さんのために戦ってるのに、僕はもうやめますよ」
ここで、ミライが何とか宥めに入り、子供たちも解放されます。
ブリッジ内が、何となく和やかな雰囲気になったところでエンディング…
いや、何も解決してねえ!
まとめ
ルナツーといい、避難民といい、この世界は融通の利かない人間が多いですね。
初めこそ嫌な印象だったブライトが、今では不憫で仕方ない…
そう言えば、1話目から不良扱いされていたカイ・シデンですが、今回はその態度が災いして酷い扱いを受けてましたね。
アムロを怒らせるだけでなく、戦闘中の軽口のせいでブライトにぶん殴られてます。
アムロよりも先に、アムロよりも強烈に、です。
因みに第三者目線としては、こんなにぶっ飛ばされるほどの発言ではないかと…
とは言え、何やかんや、セイラにもずっと目を付けられてますからね。
こんなピリついた艦の中で、空気読まなすぎるお前も悪いんやで。
個人的には嫌いじゃないので、今後の挽回を期待してます。
コメント