※ネタバレあり。あくまで個人のたわごとです。
前回、避難民とゴタゴタに揉めて、結局解決したのかしてないのか、よく分らん感じで終わりましたが、彼らはまだ何か言いたいことがあるようです。
もう面倒なんで、あのリーダージジイだけでも追い出して欲しい。
更に、同じく前回ブリッジクルーから総スカンだったカイが、ガンキャノンで初陣を飾ります。
早くも名誉挽回のチャンスですが、果たして…
- 一部の避難民を故郷に帰すため、ジオンに一時停戦を申し込むホワイトベース。
- ジオンの監視の下、発進させた輸送機だが、故障が原因(偽装)で不時着してしまう。
- 避難民を降ろしたのち、戦力的にも陣形的にも不利な状況で戦闘になるが、輸送機に潜伏していたガンダムの奇襲により逆転、敵部隊を全滅させる。
まだまだ追跡中
山間部を縫って航行中のホワイトベース。
ゴリゴリぶつかりながら進みます。
艦内では、避難民の親子が話をしていました。
「ここが、あなたのお父様が育ったところなのよ」
戦争の影響でしょうか、母と子二人きりで避難してきたようです。
「お父様は、あなたがいくらでも威張れるような、立派な方だったの」
良いシーンなのに、言い方が良くないな…
父子家庭だったアムロは、そんな様子を見ながら、離れた母親の事を想います。
そういや、アムロの父親もかなり偉い方ですね。
何度も山脈に擦りながら進むホワイトベースの上空には、ドップ編隊がビッタリ。
シャア「なぜあんな低い高度だと思う?」
ガルマ「レーダーを搔い潜るためだろう」
これは違うようです。
そもそも肉眼で捉えてるし、レーダーいらなそう。
「山間部に入るとミノフスキー粒子の恩恵を最大限活用できる」
おぉ、分かりやすそうな図。(理解できたとは言っていない)
つまり、誘導兵器を無効化できているってことですね。
これに対抗するため、ミノフスキー濃度の薄くなる、湖付近での待ち伏せを計画します。
ドップ編隊が引き上げていく様子を見て、ホワイトベースも敵の出方を予測。
待ち伏せは当然こちらでも想定していますが、どう対応するのかは悩ましいところ。
そんな時に、また出てきたジジイども。
「この辺りに旦那の故郷があるから、降ろしてください」
リード「よくもそんな自分勝手なことを!」
リードお前、前回なにも無いところに降ろそうとしてただろ。
ここでブライトが提案、何かを閃いたようです。
坊やは無能なのか⁉
まず、避難民を降ろすために、ジオンに一時休戦を申し込むことに。
これを聞いたシャア達は思案を巡らせます。
ガルマ「どう思う?」
シャア「どんなつもりか分からんが、こちらの陸上兵器を補充する時間は稼げる」
ガルマ「よし、受けよう」(即答
ガルマ、少しは自分で考えなさいよ。
地球方面任されてるのに、他人に頼りっきりって…
シャアにも、
「(お坊ちゃん育ちが身に染み込みすぎる、甘いな)」
なんて笑われてるし。
ホワイトベース内では、作戦の下準備として、カイが何かを設置中。
因みにこの変な飛行機は、ガンペリーという輸送機で、
下の黄色い部分にモビルスーツを収容可能です。
で、離れて…爆破。
…爆破⁉
艦内で随分大胆な事してますね。
どういうつもりなんでしょうか?
そんなことやってる間に、ジオンにはマゼラアタック衆が合流し、迎撃準備は完了します。
ガルマ、メッチャ悪い顔…
勝利を確信→失敗フラグがビンビンに立っておりますね。
シャアは後方から冷ややかな視線、
「(これで勝てねば貴様は無能だ)」
勝てねば…とは言いますが、おそらく失敗を予期してるんでしょうね。
むしろ失敗しろ、とか思ってそう。
今までの自分のミスなんて、棚の上の奥の隅の箱の中に封印状態です。
偽装作戦開始
ホワイトベースからは、穴の開いたガンペリーが、避難民を乗せて発進します。
ローターの位置そこで良いんか⁉
ルッグンが超近距離でジロジロ。
フラウ「あら、あれが付け馬って言うのね」
付け馬?
あんまり聞かないワードですね。
「付き馬(付け馬)」とは、遊廓における、料金の不足を徴収するために客の帰宅に同行する店員を指す俗称である。
Wikipediaより引用
フラウ…なんちゅう表現するんだ。
ガンペリー内の子供と、ジオン兵が手を振り合う、束の間のほっこり時間。
操縦手のリュウが着陸点を発見します。
「作戦開始だ」
被弾が原因と言って、高度を下げるガンペリー。
不時着を装うために、強烈なハードランディングを敢行。
着陸後、ジオンの監視の下、避難民を降ろします。
今のところ、シャアも欺けているようですね…いや、
…欺けて、ない?
ガルマはコロッといってますが、シャアはなんか微妙な反応。
ここで、カイたちがホワイトベースに帰っていきます。
ルッグンも後を追跡。
アムロとリュウはガンペリーに潜伏して、こっそりガンダムを出そうとしますが、なんとルッグンが戻ってきました。
しかし、目的はガンペリーではなく、先ほど他の避難民と別れた親子のようです。
慌てる二人の頭上を通過。
安心するリュウとは違い、嫌な予感を感じ取ったアムロは、作戦を中断して後をついていきます。
敵が悪人とは限らない
その親子はと言うと、近くにある故郷の村に向けて歩いて行く途中、足元が崩れて落下、身動きが取れない状態に…
なってないですね、普通に歩いてました。
タフやな…
そこに現れるルッグン。
危機を感じて逃げる親子に向けて何かを投下します。
爆弾⁉
…ではなく、どうやら補給物資。
なかなか粋なことしますね。
しかし、ちょっと多すぎるか…
追跡してきたアムロも、岩陰に隠れて様子を伺います。
攻撃の意思が無いことに安心しつつ、帰っていく姿を見送りますが、光の反射によりバレてしまう。
背後の光に気付くとは…このベテラン、隠れニュータイプか。
やむを得ず撃墜しますが、落ちた場所は幸いにも湖、二人は何とか生きているようです。
神素人たち
ルッグンとの連絡が途絶えたことをキッカケに、ジオンは攻撃を開始。
迎え撃つホワイトベースは、ハヤトの乗るガンタンクと、
カイがガンキャノンで初出撃です。
2機が地上に降りると、既に眼前に迫るマゼラアタック隊。
カイ、さっきまでの余裕は何処へ…
半ベソをかきながら撃ちまくり。
…いや、撃ちすぎだろ!
ガンキャノンのどこにこんな量の弾入ってんだ⁉
そして、あっという間に弾切れ、空中と地上からの波状攻撃を受けて、かなりピンチな状況です。
一方、湖のガンペリーを背にして戦っているジオン側。
シャアはこの配置を嫌がり、位置を変えるようガルマに助言します。
「不時着した輸送機からモビルスーツが出てくる。私ならそうする」
その予言は2秒後に的中。
ガンダムが後方からの奇襲を仕掛けると、一気に形勢は逆転します。
彼らの神業ハイライトをご覧ください。
ハヤト、ガンタンクの2枚抜き。
ミライ、ホワイトベース神回避からの同士討ち。
アムロ、ガンダムの新技「シールド投げ」。
カイ、ガンキャノンの突き落とし…
はい、最後だけ卑怯とか言わない!
弾切れなんだからしょうがないんです。
坊やは無能でした‼
こうして見事ジオンの包囲網を撃破。
ガルマはこの表情です。
見事なまでのフラグ回収。
しょんぼりする姿を見かねて、
「挽回のチャンスはまだある。次は私も出撃しよう」
と励ますシャア。
なんか、呆れたような口調に聞こえるのは気のせいですかね…
一方、墜落するルッグンから脱出した二人は、さっきの母親に手当を受けていました。
お礼を言って立ち去るジオン兵ですが、去り際に、
「ここが、一年前までセントアンジェ(故郷の村)のあった場所です」
と言い残します。
ここがと言われても、見渡す限り荒野しかありません。
跡形もなくなってしまった故郷を目の当たりにし、泣き崩れる母親。
どこに行っても戦争の影響は付いてまわる…
そんな事を象徴する、悲しきラストでした。
まとめ
両陣営が駆け引きを繰り広げている裏で、ジオンの一般兵にもスポットが当てられた回でした。
主人公サイドが連邦という事で、悪人バイアスが掛かりがちですが、ジオン側も人間らしい所が垣間見えますね。
こういうシーンを見ると、戦争は、単純に正義と悪で切り分けることができない事を再認識させられます。
そして、今回無能を晒したのが彼。
初めこそ強者感が滲み出てたものの、徐々にボロが出てしまっています。
シャアをも欺いた、ブライトの作戦勝ちとは言え、
この戦力差での逆転負けは、姉上に見せる顔が無いですね。
ガルマが、この後どのように挽回を図っていくのか?
果たして、初登場時の余裕の笑みを取り戻せるのか?
ご期待下さい。
(なんか、毎話残念なヤツ出てくるな…)
コメント