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第1話「ガンダム大地に立つ‼」【初代ガンダム解説屋】

ストーリー解説

ネタバレあり。あくまで個人のたわごとです。

個人的には、歴史が動いたのは、あいつの若さゆえの過ちのおかげだと言いたい。

ちなみにシャアのことではないです。

という訳で、主人公アムロ・レイを目覚めさせてしまった、あの男にもスポットを当ててみたいと思います。

  • ジオン公国が地球連邦政府に宣戦布告をして9ヶ月余りが経過。
  • 地球連邦軍の新兵器開発計画を察知したジオン軍は、主力モビルスーツ(以下MS)「ザク」によって、開発基地であるサイド7を攻撃。
  • 混乱の中、主人公アムロ・レイがとっさに乗り込んだ連邦のMS「ガンダム」によって、ザクを撃破することに成功する。

オープニング

物語の始まりはこんな説明から入ります。

  1. 人類の人口爆発で、宇宙にも人が住み始めて半世紀以上たちました。
  2. その中でも地球から1番遠いサイド3っていうコロニーが、ジオン公国を名乗って地球連邦政府に戦争を吹っ掛けました(後に言う一年戦争)。
  3. 開戦一ヶ月で両陣営合わせた総人口の半分が死滅しました(コロニーも落ちましたよ~)

…ん?

コロニー落ちとるやん‼

大体のスピンオフ作品やらゲームやら見ても、かなりの熱量で語られる大事件「コロニー落とし」って、こんな最序盤にサックリ流されてたんか…。

まずはザクが大地に立つ

連邦の新型兵器情報を察知したジオンのザクにより、サイド7に偵察部隊が侵入します。

新兵器の開発基地にも拘らず、サイド7は入場フリーのようです。

一方その頃、サイド7側もジオンの動きを察知し、民間人のシェルターへの避難を開始。

このあたりで本作の主人公アムロ・レイ達、主要キャラが登場します。

まだ何者でもないアムロ
お隣さんのハヤト・コバヤシ
アムロの父テム・レイと新兵のブライト

個人的にブライトの年齢19歳(入隊6ヶ月)が一番の衝撃。

この時代の19歳ってしっかりしてるね~。

改めて見るとぶっ飛んだデザイン…

突然のシャア登場。

どうやら、サイド7で開発していた新型MSを搬入するために入港した、新型戦艦「ホワイトベース」を偶然発見して尾行していたという様子。

ある男の暴走によって

偵察は双眼鏡なんだね

侵入に成功したデニム曹長達は偵察を開始しますが、連邦MSの開発場面を発見した、新兵ジーンが功を焦って暴走してしまう。

開発途中のMSを次々に破壊します。

でも破壊されたガンキャノンとガンタンクってどうすんだろ…あとで直すのかな?

あと心配なのはデニム曹長…部下の命令違反のせいで恐らく出世コースは絶望でしょう。

ジオンの攻撃によってシェルターも安全では無くなったため、サイド7の人間はホワイトベースへの避難を開始します。

その途中、アムロは偶然ガンダムのマニュアルをゲット!

「親父が夢中になるわけだ」と言いながらも、自分もその場で読みふけるあたり、似た者親子ですね。

そんなアムロを諫めるフラウ・ボゥの突然のパンチラ…なぜ今?

更に、直後の爆発でフラウ・ボゥの家族が犠牲になってしまいます。

緊張状態からの一瞬の緩和(?)…と見せかけての絶望。

目の前で起こった悲劇に奮起したアムロは、ジオンの暴挙を止めるため、偶然目の前で輸送中だったガンダムに乗り込みます。

「すごい!5倍以上のエネルギーゲインがある」

ふむ、ゲインが5倍とは凄い、何の5倍かは知らんが。

まあ、それは良いとして、もともと機械オタクのアムロは、マニュアルを秒で読み解いてガンダムを起動することができました。

ん?もともと機械オタク…

それでいけるのか⁉

アムロが天才でしかない

ジーンはガンダムにマシンガンを乱射しますが、装甲がアホほど堅く、ノーダメ。

まだ操作に慣れないアムロですが、ガンダムの圧倒的スペックにも助けられて、ジーンのザクをビームサーベルで真っ二つにします。

しかし、この時発生した爆発でサイド7に穴が開き、アムロの父テム・レイが宇宙の彼方に飛ばされてしまいました。

もう一度爆発させたらコロニーがヤバイ!という所に、今度はデニム曹長が飛び掛かるも、

「コックピットだけを狙えるのか…」

狙えましたね。デニム瞬溶け。

こうして、ひとまずは危機を脱することに成功します。

その頃、シャアはと言うと、仁王立ちでこの一言。

「認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものを」

因みにこの時の彼の年齢は衝撃の20歳!

まとめ

もはや古典とも言えるアニメですが、変な矛盾とか違和感無く、これからの展開を期待させるストーリーでした。

もっとゴリゴリに突っ込んでやろうかと思ったのに、普通に面白いという裏切り…。

まだ垢抜けないアムロと貫禄たっぷりシャアとの対比も印象的でしたね。

そして何より、歴史を動かした男、ジーンの働きがデカい。

彼がやらかさなかったら、アムロは将来、子供部屋おじさんとして、アクシズの落下を横目に機械いじりをしてたでしょう。

ありがとう、ジーン。

さよなら、ジーン。

ジーク!ジーン‼

デデーン!
画像の著作権©創通・サンライズ
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