※ネタバレあり。あくまで個人のたわごとです。
シャアの追撃を退けながら、やっとの思いでたどり着いた、連邦軍の惑星基地ルナツー。
それなのに、このサブタイトルは救いが無さすぎる…
今回は、ジオン軍だけでなく、連邦側とも対立してしまうという慌ただしい展開の中で、
ある意味、色々と崩壊しちゃってます。
色々と…
- ルナツーはホワイトベースの難民を受け入れることを拒否、更に軍の機密に触れたとしてクルーを拘束してしまう。
- シャアは部下を連れてノーマルスーツでルナツーに侵入し、爆破工作を成功させる。
- パオロ艦長の説得によりワッケインとの和解に成功、ルナツーを脱出したホワイトベース隊は地球へ向けて舵を切る。
ルナツーの手厚い歓迎…?
話はホワイトベースクルーがルナツーに到着したところから始まります。
アムロ…?
なんか目が…
リュウも異常にデカくなってる…
話を戻しますと、戦艦のドック内で何やら揉めている様子。
避難民を受け入れてほしいというホワイトベース側の要望に対して、
そんな余裕はないと跳ね除けるルナツー側。
それどころか、勝手に軍の機密に触れた主要クルーを拘束して軍事裁判にかけるとまで言い出しました。
このまま地球に送られると聞いた、その他の避難民もザワつき始めます。
「えー、休めると思ったのに…」
「サイド7に帰れないのか…」
いや、サイド7はしばらく無理やろ。
ここでパオロ艦長が運ばれてきます。
やっと来た責任者。
さ、事情を説明して…
「ホワイトベースの修理と…子供たちを…」
以上!
ブライト一味の軍事裁判濃厚‼
傷の手当はわかるけども、フォローの一つもせんのかいっ!
その後も、ルナツー司令のワッケインには話が通じません。
シャアが攻めてくることを説明しても、
「彼がムサイのような軽巡洋艦でルナツーに挑むようなことはしない」
と、一蹴…
基地の司令官と入隊6ヶ月の新兵じゃ分が悪すぎますね。
懲りないヤツら
一方、噂のシャアはと言うと、既にルナツーの目前に迫っていました。
ミノフスキー粒子の影響で、こんな近くにいても補足されないムサイ。
ドレン「ルナツーをやりますか?」(ニヤリ
「並みの軍略家ならこのムサイ如きが仕掛けてくるとは思うまい」
ワッケインのことか…
ドレン「だから、おやりになると」(ニヤニヤ
この短期間に3回も作戦失敗してるとは思えない余裕。
シャアも、
「ドレン、貴様も言うようになったな」
じゃなくて、そろそろ結果出さないと…
ここで作戦が発表されます。
シャア以下数名をもってノーマルスーツで潜入し、
MSとホワイトベースを奪取、無理なら撃破、と。
シャア、特殊工作が好きですねー。
むっつりブライト
部屋に軟禁状態のブライトたち。
ピリつくアムロに、
「食事は、銃に弾を詰めるみたいなもんだ。兵士は食べたくなくても、食べなくちゃいけない」
と、なだめるリュウですが、お前の腹は既にフル装填やな。
この食事を摂りながら、アムロがガンダムの性能を解説します。
どうやら、ガンダムは戦いの中で自ら学習する機能があるみたいですね。
しかし不味そうなメシ…ゼリー系の何か?
その頃、シャア率いる特殊工作隊は、このクソ目立つノーマルスーツで難なく潜入に成功し、爆破を決行します。
手の位置関係的に、この部下たち小さくね?
シャアの襲撃を察知して慌てる基地内。
思わず…
部下「ブライトの言ったとおりだ…」
ワッケイン(ギロリ
部下「ハッ…」
ワッケインって、陰でメチャクチャ嫌われてそうですね。
この爆発の影響で電源が切れて、閉じ込められていた部屋の電子ロックも解除されます。
セキュリティ的にそれでいいのか?
「ミライとセイラは隣の部屋にいるハズだ」
これはラッキースケベチャンス!
緊急事態という免罪符を得て、ソッコーで部屋に駆け込むブライト。
が、ダメ…せっかく鼻の下伸ばして来たのに、ガッカリですね。
セイラは着替え中であれよ!
外では民間人の避難が保留状態、モタモタの後手後手。
子供に銃向けるな。
先ほどのガッカリの憂さを晴らすように連邦兵をぶっ飛ばします。
どうせ軍事裁判待ちだし、関係ない感じですね。
一方、ワッケインは、迎撃のためにマゼランを発進させますが…
司令ー!右!みぎー‼
あーあ、見事シャアのドッキリ大成功。
マゼランがとんでもない角度で引っかかってしまいました。
ブライト株がV字回復
アムロはガンダムの封印を解除中。
もっとガチガチにやってるかと思ったら、結構細めのバンド…
そして、案の定うるさいのにバレました。
「定められた命令は厳守だ!」
と言うワッケインに、
「あなたの敵はジオン軍なんですか?それとも私たちなんですか?」
「軍人が軍規に則って死ぬのは勝手です。でも、それに民間人が巻き込まれるのは、理不尽じゃないですか?」
と、真っ向から立ち向かうブライトとミライ。
しかし、無駄にスタイル良いなブライト。
更に、パオロ艦長がようやく口を開きます。
「彼らの方がうまく使ってくれる。戦いやすいように助けてやってくれ。責任は私がとる。」
パオロ艦長…軍的には相当問題ある判断だけど、緊急事態ですし、もう何でもアリですわ。
アムロとシャア、3度目の対決
爆弾テロに成功したシャア達は、ここでMS持参で戻ってきます。
こちらが今回の犠牲者、マチュー&フィックスです。
どっちがどっちかは知りません。
同じやられ役なのに、デニム&ジーン&スレンダーとは知名度がだいぶ違いますね。
ザクマシンガンでけん制しつつ、白兵戦へ持ち込むシャア。
忍ばせていたヒートホークでバズーカを両断します。
前回の戦いから学んだ、ガンダムの装甲対策ですね。
なんか、このあたりの作画も不安定…
リュウ、またコアファイターで突っ込みますが、やっぱ当たらない。
3話でもかなり近距離で飛んでましたけど、このニアミスは強心臓すぎる。
今のうちに脱出したいホワイトベースですが、マゼランが邪魔です。
ブライトに煽られたワッケイン、パオロをチラリ…
パオロ無視(ワシ、さっきお前に任せたし、知らね…
結局、ワッケインの判断で、マゼランを排除することになりました。
ホワイトベースの主砲でぶち抜くようです。
シャアザクの攻撃を防ぎつつ、逆手持ちのサーベルで背後のザク(マチューorフィックス)を一撃。
高度すぎるテク…それは学習してないだろ!
ガンダムは主砲の射線上にいるため、回避を促します。
「アムロ、通路の前から退くんだ」
「え?」
「発射!」
早すぎ!
しかし、さすがの二人です。
爆発を見てから回避、安定の超反応。
ザク(マチューorフィックス)瞬溶け。
え、ムサイも超反応⁉
微妙に避けてる…
ジオンはここらが潮時、撤退を開始します。
なんやかんや、責任をスルーする司令
またもや危機を脱出したホワイトベースでしたが、パオロ艦長は死亡してしまいます。
もしや、さっきワッケインをシカトした時…?
地球へ向かうホワイトベースを見送るワッケイン。
どうやら、引き続き艦を任せるようです。
「ジオンとの戦いが困難を極めるという時に、学ぶべき人を次々と失っていく…寒い時代だと思わんか」
と、良い感じのセリフを話す相手は、さっき失言してた部下。
と言うか、緊急事態を脱した状況で、引き続き民間人に任せていいんですかね?
ルナツーから代理艦長出ても良いような気が…
ホワイトベースではパオロ艦長を宇宙葬で弔うようです。
宇宙空間に送った艦長を見ながら、アムロは、
「父さん…どこに行ったんだろう…」
このタイミングでそれを考えるってことは、何となく勘付いてますね。
父さんを自分の手で宇宙葬してしまった事に…
まとめ
今回の冒頭で書いた件ですが、作画はともかく、連邦軍の態勢自体が崩壊してる様子が特に印象的でした。
マニュアル通りのお役所仕事的なノリのワッケイン。
重篤な状態とはいえ、大事な判断や調整を新兵に丸投げするパオロ艦長。
そして何より、軍の最重要機密を運用してる艦に指示の一つも寄越さない連邦本部。
対してジオンはと言うと、シャアの判断は大胆ながら、作戦的にはハマってたんじゃないかと思います。
それこそガンダムとかいうチート兵器がなければ…(タイトル変わるわ
(あれ、でも最初に奪取するとか言ってなかったっけ?)
まあ、軍がヤバい状態とは言え、艦のみんなを守ろうとする、ブライトの責任感が感じられたのはプラスでしたね。
長く活躍するキャラなので、これからも好感度は気にしていって欲しいところです。
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